震度6以上の揺れが複数回に渡って起こり、多くの犠牲者を出した熊本地震。地震発生から1年が経ちました。復興は進んでいるように見えますが、人の心に残った恐怖や悲しみはどれほど癒えたのでしょうか。瓦礫は除去され家は建つけども、このような大地震の後、人々の心の傷が簡単には癒えることが無い事を歴史は知っています。兵庫で育った挑戦者も、阪神淡路大震災の体験者に囲まれて育ったのでよく知っています。人の心に寄り添い、思いを伝えること。心に残った見えない傷のツッパリみたようなものを少しほぐしてくれるのは、やはり人の心じゃないでしょうか。一つの復興支援がもたらすものが被災地を劇的に変えるもので無くてもいい。その地に暮らす人びとの心に、思いやりの気持がそっと伝わることが人々を元気にし、心を癒す。それが重要なのだと確信しています。
熊本地震から1年
経済産業省から発表された「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」という資料の中にこのようなデータがありました。「自国のために役立つことをしたいと思っている若者の割合は他の国より多いが、自分が社会を変えられると思っている若者は他の国より少ない」
これは皆様が周囲を見渡しても実感としてあるのではないでしょうか。今の若者は自分が社会に貢献などできるものかと諦めてしまっているように思います。しかし、やりようでいくらでも社会には貢献できると思います。社会をよくしたいと思っているが、行動に移せない。そんな若者でも今回のプロジェクトには参加できるような工夫をいたしました。
一つは支援の最小額を小さめに設定したこと。1500円から支援に参加でき、学生にも参加しやすい金額設定です。そしてもう一つは、Youtubeによる広告収入を資金調達に利用することです。これにより、小学生でも中学生でも動画を見ることが資金提供に繋がり、簡単に社会貢献をすることができるようになります。
このプロジェクトを通じて、僕らで社会を少しだけいい方向に動かしましょう。
僕らにできること
今回企画立案者がバスケットボールへの思い入れが大きかったため、バスケットボールを通じた復興支援を行うこととなりました。
バスケットボールを通じた復興支援
~今回の企画概要~
・東京渋谷バスケットボールストリートから熊本市までドリブルをつきながら横断する
・道中出会った人々から寄せ書きを集めながら行く。寄せ書きは7月22、23日に熊本県上天草市大矢野町で開催される、熊本県バスケットボール中体連大会にて掲示される
・Readyforというサイトで支援をつのり、集まった資金でバスケットボールを熊本の中学校に寄付する
・Youtubeで情報発信をし、広告収入より得られるお金も支援にまわす
・道中の情報はSNSで随時発信する
皆様からの支援は旅費等には一切使わず、全額バスケットボール寄付に使用させて頂きます。
この企画は以前東北震災の復興支援として森岡浩志様という方が行っておられたのを、本人に許可を取り熊本地震復興のために行うものです。
被災された方も、それ以外の方も、東京から熊本までドリブルをしていくという途方もない挑戦を見た時にそこから何かを感じ、共感し、心をふるわせること。それが資金を集めることよりも重要な目的です。支援はそういった心の震えによって自ずと集まってくるものと思っています。
ユーチューブでの動画配信は、クラウドファンディングという「見ず知らずの人間にお金を支援する」という負の特性をカバーするために行います。文章よりも写真。写真よりも動画が人の雰囲気や人となりをわかりやすくお伝えできると思い、動画を配信することを決定いたしました。